サンフラン珍道中 その弐
2010.04.10 Saturday
4月ももう中旬、いつの間にか1年の1/3が過ぎてしまったわけですね〜。
光陰矢のごとし、とはまさにこのこと。
あっという間にクリスマスが来そうでちょっとコワイのですが、気を取りなおしてサンフランネタにいきましょう。
あ、今回は特に話が長〜くなりますがご容赦下さい。
ガス欠騒ぎを免れ、無事にサンノゼに到着した翌日は、北上してサンフランへ。
今回は2泊3日の短い旅なので、ナパ・ソノマには行く余裕がありませんが、サンフラン市内をブラブラできればいいよね、と早起きして向かいました。
お天気もいいし、休日の朝のハイウェイはスイスイで、気分良くドライブ。
しかし、ホテルから20分ほど走ったところで、Jさんが急に"uh oh..."と言い出し、ドキッ!今度はなんなの〜?
「チェックエンジンランプが点いた・・・」
げげげ、それって一体?
エンジンを切って、再度つけ直すと消えることもあるので、とにかくハイウェイを降りて、安全な場所で試してみることに。
またまた無言になるふたり。
一番近い出口を出て、シャビーなモールの駐車場でトライしてみるも、ランプは消えてくれない。
OC付近にいるならともかく、翌日は450マイルも運転して帰らなくてはいけないのが気がかりなんです。
原因不明のままでは不安なので、Jさんが携帯で検索して、付近にあるチェーンのカーメンテナンスショップに電話をかけてみたのですが、どこも応答なし。
近くにあるお店に直接行ってみたものの、ドアには非情にも日曜日はお休みとの文字が…。
おまけに3連休ということもあり、通常なら週末も営業しているショップが全然やっていない。
天は我々を見放したのか???
とにかく20マイルでも30マイルでも走ってもいいからと、検索範囲を広げて調べてみると、Sという庶民系デパートのオート部門がやっていた!
途中で止まったりしないでよ〜とクルマに言い聞かせながら、なんとか現地に到着。
しかし、そこはタイヤを替えたり、オイルチェンジなどの簡単な作業をするところなので、チェックエンジンランプのエラーコードを読む人がひとりしかいず、彼は明日にならないと出勤しないという。
明日の朝一番で来ればと言われたのだけれど、それじゃあ遅いのよ〜。
対応してくれたオジサンが、ガソリンタンクのフタがしっかり閉まっていないとチェックエンジンランプが点くことがある、というので、早速チェック。
もしそうだったらよかったのだけれど、残念ながらフタはしっかり閉まっていました。
次はどうするか。
ディーラーに持って行くのが一番いいのだけれど、SAABは週末は整備はやっておらず、セールス部門だけがオープン。
たぶんこの辺りでも同じだよね、と思いつつ、ネットで近くにディーラーがあることを確認したので、ちょっと寄ってみることに。
すると、そこのセールスがやっぱり今日は整備部門はお休みだという。
おまけに翌日月曜日も祝日のためやっていないって。使えないんだから…。
諦めて次のお店をサーチして、今度はPというチェーンのオートショップを発見。
でも、そこも簡単な作業をするところだからと先に電話で確認したところ、「できるよ」との返事。
よかった〜!とホッとしてそちらに移動。
すでに時間は朝10時をまわっている。
週末、この手のお店はタイヤやオイルを替える人ですごく混むんですよね。
到着後、事情を説明して、散らかった待合室でひたすら待つ。
待ち時間、なんと2時間!
ようやく我々のクルマの順番が来て、エラーコードが判明したものの(彼らが言うには水温センサー異常だとか)、部品の在庫がないんだと…。
翌朝一番に来れば最初にやってあげるというのだけれど、朝我々がチェックインしてから、その後に部品を倉庫に取りに行くんだって。
そんなバカな〜、今日のうちに取りに行ってよ〜!
結局80ドルちょっと払って、合計3時間かかって何も修理しないで終わり。
この日はもうできることがないので、とにかくサンフランに移動するしかないね。
どよ〜ん。
サンノゼからサンフランまでは約1時間というのに、朝8時過ぎにホテルを出た我々が市内に到着したのは午後3時。
相変わらず魅力的な街ですが、朝から何も食べてないし、めちゃくちゃ疲れたので、とにかく食事をして気持ちを切り替えよう〜。
友人Yさんに教えてもらったお店、Tartine Bakeryに行ってみたものの、すごい行列!
お腹も空いているし、疲れているし、これはムリと退散。
このカフェのすぐ近くにあるBi-Rite Creameryという手作りアイスクリームショップ、ここは以前ウェブで見て行きたいと思っていたんですが、やっぱりこの行列。
サンフランの人は行列を作るのが好きみたいね。
とにかくなんか食わせてくれ〜!
次のターゲットのお店までクルマで移動し、なんとか徒歩3分ほどのところに駐車スペースも見つけることができました(都会はどこもパーキングが大変なのよね)。
こちらはLa Boulangeというベーカリー。
こちらも人気店ですが、支店がいくつかあるのと、もう15時30分を過ぎていたせいで、空席が見つかりました。
やっと食事にありつけます。
美味しそうなパンやデーニッシュが並んでいますが、あんまりお腹が空いていたからか、何を食べたのかさっぱり覚えていないんですね〜(笑)
せっかくサンフランに来たのですが、クルマのチェックエンジンランプが点きっぱなしで非常に気になる〜。
Jさんはあんまり気にしないタイプなんですが、私は慎重で小心者のため、リスクを負ってまでクルマであちこち行きたくない。
というわけで、今回は近場で過ごそうと、ジャパンタウンに新しくできたNew Peopleという、Jポップカルチャーを集めた珍しいビルに行ってみました。
ロリータファッションのお店が入っていたり、日本製のデザイン文具やらなにやら色々と売っています。
Jさんには「?」な世界でした(笑)
ちなみに、ここのエントランスすぐ脇にあるカフェスペースでは、オークランドの美味しいコーヒー、Blue Bottle Coffeeが飲めますよ。
ぜひお試しあれ。
サンフランと言えば、丘の上から眺めるこの景色ですよね。
あ〜、クルマのトラブルを忘れる瞬間です。
その後は街をブラブラしながら過ごして、夜はチャイナタウンのカニの美味しいお店で食事(このお店については、こちらの過去記事を参照下さい)。
クルマがこんなトラブルに遭うとは露知らず、この日の宿泊先はバークレーに取ってありました。
サンフランからさらに北上しなくてはなりません。
家がどんどん遠くなる〜(涙)
明日はこのままの状態でOCに戻るか、それとも先のPに持っていくのか、道中ずっとふたりでアレコレ悩みながらも、ホテルに無事チェックイン。
Jさんが改めてネットでPの評判を調べてみると、どうも全然よろしくない。
OCまでは渋滞なしで7〜8時間かかる距離だし、LA通過時には渋滞もある。
都会ならいざ知らず、万一途中の山道で止まったら目も当てられない。
となると、最初に行ったSで再度調べてもらうしか手がないため、朝8時までに現地に行き、8時30分のオープン後、一番でやってもらおうということに決まり。
翌朝ホテルを出発し、予定通りサンノゼのSに一番乗りで到着。
クルマを預け、すぐ近くのコーヒーショップでひたすら待つ。
1時間半後、Jさんの携帯が鳴り、Sに戻ると、どうやらやっぱりセンサー異常らしいのだけれど、詳細を調べるツールがないので、これ以上はできないと言われる・・・。
おまけにエラーコードがリセットされてしまって、ランプはもう点かない。
そんなんでいいの?大丈夫なの〜???(さすがにここは無料だったけれど)
しかし!コーヒーショップで念のため電話をかけたSAABで、今日は整備がやっているとの情報が!おまけに部品もある、という。
昨日やってないって言ったじゃん、ウソツキ!と思いつつも、とにかく頼れるのはディーラーしかないので、慌てて移動。
この時点ですでに10時30分をまわっていて、ディーラーに到着するとすでに数人の先客アリ。
ここでもひたすら待つしかないので、1時間ほど待つ。
それでも何の動きもないため、トボトボ幹線道路沿いを歩き、キレイとは言えないファーストフード(選択権なし)でランチ。
ようやくディーラーから電話があったので引き返すと、部品がないって・・・。
ウソツキ〜!なんで電話で「ある」って言うんだよ〜!
とにかくアメリカでは、できないことも「できる」というし、ないものも「ない」という人が多すぎる!もはや誰も信用できません。
Jさんがメカニックに確認したところ、今はチェックエンジンランプが点いていないし、OCまでは戻れるだろう、という話。
ホントか?と思いつつも、もう我々は帰るしかないんです。
ここでも何もしてもらわなかったのに、70ドルのお支払い。
時間は午後1時をまわっていたけれど、今なら夜9時か10時には家に着ける、ということでサンノゼを出発。
LAに入る直前でいつものヒドイ渋滞にあったものの、途中でランプも点かず、なんとか無事に我が家に着いたのでした。
クルマの修理の旅(でも、直らず…)に出たようなものでしたが、とにかく無事に帰れてホッとしましたよ。
数日後、再びチェックエンジンランプが点いたので、今度は自宅近くのSAAB専門整備工場に持って行ったところ、なんと原因はホースの劣化だって。
水温センサーなんて全然関係ないじゃん!
こんなオチってアリ?
でもまあ現在のところ、SAABは問題なく動いているので良しとしましょう。
今回の教訓 「調子の良いアメリカ人は信用できない」
【一日一善!毎日クリックしてね〜】
光陰矢のごとし、とはまさにこのこと。
あっという間にクリスマスが来そうでちょっとコワイのですが、気を取りなおしてサンフランネタにいきましょう。
あ、今回は特に話が長〜くなりますがご容赦下さい。
ガス欠騒ぎを免れ、無事にサンノゼに到着した翌日は、北上してサンフランへ。
今回は2泊3日の短い旅なので、ナパ・ソノマには行く余裕がありませんが、サンフラン市内をブラブラできればいいよね、と早起きして向かいました。
お天気もいいし、休日の朝のハイウェイはスイスイで、気分良くドライブ。
しかし、ホテルから20分ほど走ったところで、Jさんが急に"uh oh..."と言い出し、ドキッ!今度はなんなの〜?
「チェックエンジンランプが点いた・・・」
げげげ、それって一体?
エンジンを切って、再度つけ直すと消えることもあるので、とにかくハイウェイを降りて、安全な場所で試してみることに。
またまた無言になるふたり。
一番近い出口を出て、シャビーなモールの駐車場でトライしてみるも、ランプは消えてくれない。
OC付近にいるならともかく、翌日は450マイルも運転して帰らなくてはいけないのが気がかりなんです。
原因不明のままでは不安なので、Jさんが携帯で検索して、付近にあるチェーンのカーメンテナンスショップに電話をかけてみたのですが、どこも応答なし。
近くにあるお店に直接行ってみたものの、ドアには非情にも日曜日はお休みとの文字が…。
おまけに3連休ということもあり、通常なら週末も営業しているショップが全然やっていない。
天は我々を見放したのか???
とにかく20マイルでも30マイルでも走ってもいいからと、検索範囲を広げて調べてみると、Sという庶民系デパートのオート部門がやっていた!
途中で止まったりしないでよ〜とクルマに言い聞かせながら、なんとか現地に到着。
しかし、そこはタイヤを替えたり、オイルチェンジなどの簡単な作業をするところなので、チェックエンジンランプのエラーコードを読む人がひとりしかいず、彼は明日にならないと出勤しないという。
明日の朝一番で来ればと言われたのだけれど、それじゃあ遅いのよ〜。
対応してくれたオジサンが、ガソリンタンクのフタがしっかり閉まっていないとチェックエンジンランプが点くことがある、というので、早速チェック。
もしそうだったらよかったのだけれど、残念ながらフタはしっかり閉まっていました。
次はどうするか。
ディーラーに持って行くのが一番いいのだけれど、SAABは週末は整備はやっておらず、セールス部門だけがオープン。
たぶんこの辺りでも同じだよね、と思いつつ、ネットで近くにディーラーがあることを確認したので、ちょっと寄ってみることに。
すると、そこのセールスがやっぱり今日は整備部門はお休みだという。
おまけに翌日月曜日も祝日のためやっていないって。使えないんだから…。
諦めて次のお店をサーチして、今度はPというチェーンのオートショップを発見。
でも、そこも簡単な作業をするところだからと先に電話で確認したところ、「できるよ」との返事。
よかった〜!とホッとしてそちらに移動。
すでに時間は朝10時をまわっている。
週末、この手のお店はタイヤやオイルを替える人ですごく混むんですよね。
到着後、事情を説明して、散らかった待合室でひたすら待つ。
待ち時間、なんと2時間!
ようやく我々のクルマの順番が来て、エラーコードが判明したものの(彼らが言うには水温センサー異常だとか)、部品の在庫がないんだと…。
翌朝一番に来れば最初にやってあげるというのだけれど、朝我々がチェックインしてから、その後に部品を倉庫に取りに行くんだって。
そんなバカな〜、今日のうちに取りに行ってよ〜!
結局80ドルちょっと払って、合計3時間かかって何も修理しないで終わり。
この日はもうできることがないので、とにかくサンフランに移動するしかないね。
どよ〜ん。
サンノゼからサンフランまでは約1時間というのに、朝8時過ぎにホテルを出た我々が市内に到着したのは午後3時。
相変わらず魅力的な街ですが、朝から何も食べてないし、めちゃくちゃ疲れたので、とにかく食事をして気持ちを切り替えよう〜。
友人Yさんに教えてもらったお店、Tartine Bakeryに行ってみたものの、すごい行列!
お腹も空いているし、疲れているし、これはムリと退散。
このカフェのすぐ近くにあるBi-Rite Creameryという手作りアイスクリームショップ、ここは以前ウェブで見て行きたいと思っていたんですが、やっぱりこの行列。
サンフランの人は行列を作るのが好きみたいね。
とにかくなんか食わせてくれ〜!
次のターゲットのお店までクルマで移動し、なんとか徒歩3分ほどのところに駐車スペースも見つけることができました(都会はどこもパーキングが大変なのよね)。
こちらはLa Boulangeというベーカリー。
こちらも人気店ですが、支店がいくつかあるのと、もう15時30分を過ぎていたせいで、空席が見つかりました。
やっと食事にありつけます。
美味しそうなパンやデーニッシュが並んでいますが、あんまりお腹が空いていたからか、何を食べたのかさっぱり覚えていないんですね〜(笑)
せっかくサンフランに来たのですが、クルマのチェックエンジンランプが点きっぱなしで非常に気になる〜。
Jさんはあんまり気にしないタイプなんですが、私は慎重で小心者のため、リスクを負ってまでクルマであちこち行きたくない。
というわけで、今回は近場で過ごそうと、ジャパンタウンに新しくできたNew Peopleという、Jポップカルチャーを集めた珍しいビルに行ってみました。
ロリータファッションのお店が入っていたり、日本製のデザイン文具やらなにやら色々と売っています。
Jさんには「?」な世界でした(笑)
ちなみに、ここのエントランスすぐ脇にあるカフェスペースでは、オークランドの美味しいコーヒー、Blue Bottle Coffeeが飲めますよ。
ぜひお試しあれ。
サンフランと言えば、丘の上から眺めるこの景色ですよね。
あ〜、クルマのトラブルを忘れる瞬間です。
その後は街をブラブラしながら過ごして、夜はチャイナタウンのカニの美味しいお店で食事(このお店については、こちらの過去記事を参照下さい)。
クルマがこんなトラブルに遭うとは露知らず、この日の宿泊先はバークレーに取ってありました。
サンフランからさらに北上しなくてはなりません。
家がどんどん遠くなる〜(涙)
明日はこのままの状態でOCに戻るか、それとも先のPに持っていくのか、道中ずっとふたりでアレコレ悩みながらも、ホテルに無事チェックイン。
Jさんが改めてネットでPの評判を調べてみると、どうも全然よろしくない。
OCまでは渋滞なしで7〜8時間かかる距離だし、LA通過時には渋滞もある。
都会ならいざ知らず、万一途中の山道で止まったら目も当てられない。
となると、最初に行ったSで再度調べてもらうしか手がないため、朝8時までに現地に行き、8時30分のオープン後、一番でやってもらおうということに決まり。
翌朝ホテルを出発し、予定通りサンノゼのSに一番乗りで到着。
クルマを預け、すぐ近くのコーヒーショップでひたすら待つ。
1時間半後、Jさんの携帯が鳴り、Sに戻ると、どうやらやっぱりセンサー異常らしいのだけれど、詳細を調べるツールがないので、これ以上はできないと言われる・・・。
おまけにエラーコードがリセットされてしまって、ランプはもう点かない。
そんなんでいいの?大丈夫なの〜???(さすがにここは無料だったけれど)
しかし!コーヒーショップで念のため電話をかけたSAABで、今日は整備がやっているとの情報が!おまけに部品もある、という。
昨日やってないって言ったじゃん、ウソツキ!と思いつつも、とにかく頼れるのはディーラーしかないので、慌てて移動。
この時点ですでに10時30分をまわっていて、ディーラーに到着するとすでに数人の先客アリ。
ここでもひたすら待つしかないので、1時間ほど待つ。
それでも何の動きもないため、トボトボ幹線道路沿いを歩き、キレイとは言えないファーストフード(選択権なし)でランチ。
ようやくディーラーから電話があったので引き返すと、部品がないって・・・。
ウソツキ〜!なんで電話で「ある」って言うんだよ〜!
とにかくアメリカでは、できないことも「できる」というし、ないものも「ない」という人が多すぎる!もはや誰も信用できません。
Jさんがメカニックに確認したところ、今はチェックエンジンランプが点いていないし、OCまでは戻れるだろう、という話。
ホントか?と思いつつも、もう我々は帰るしかないんです。
ここでも何もしてもらわなかったのに、70ドルのお支払い。
時間は午後1時をまわっていたけれど、今なら夜9時か10時には家に着ける、ということでサンノゼを出発。
LAに入る直前でいつものヒドイ渋滞にあったものの、途中でランプも点かず、なんとか無事に我が家に着いたのでした。
クルマの修理の旅(でも、直らず…)に出たようなものでしたが、とにかく無事に帰れてホッとしましたよ。
数日後、再びチェックエンジンランプが点いたので、今度は自宅近くのSAAB専門整備工場に持って行ったところ、なんと原因はホースの劣化だって。
水温センサーなんて全然関係ないじゃん!
こんなオチってアリ?
でもまあ現在のところ、SAABは問題なく動いているので良しとしましょう。
今回の教訓 「調子の良いアメリカ人は信用できない」
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