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2014.12.23 Tuesday

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    必読!おすすめ本

    2010.09.07 Tuesday

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      またまた面白い本を読んだので、黙っていられずご紹介!
      今回は我が妹が日本から送ってくれた、惣領冬実さんのチェーザレ 破壊の創造者です。




      著者の名前でお分かりの方も多いでしょうけれど、こちらはコミック。
      でも、少女マンガではなく、青年マンガ誌に掲載中なんですね〜。
      はるか昔10代の頃、私はこの人の細い線があんまり好きじゃなくて全く読まなかったのですが、当時から有名な少女マンガ家さんでした。
      それがいつのまに、こんな緻密な絵を描くようになったのでしょうか?

      で、肝心の内容ですが、ルネサンス期のイタリアにおいて、冷酷な軍人と評されたチェーザレ・ボルジアについて描いたもの。
      チェーザレといえば、塩野七生さんのチェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷が有名ではないかと思います。



      私は20代前半で塩野さんにはまり、「チェーザレ・ボルジア・・・」をはじめ、ロードス島攻防記黄金のローマ銀色のフィレンツェ緋色のヴェネツィアマキアヴェッリ語録などなど読み漁りました。
      イタリア〜ンな気分にどっぷり浸かれるゴージャスな歴史絵巻。
      特に「黄金」「銀色」「緋色」の三部作ははまりますよ。

      さて、本題に戻り、惣領さんの「チェーザレ」が面白い理由はふたつ。
      まず、絵の質が高いという点。
      最近のマンガは、チャラチャラ〜と適当に描いたとしか思えない作品が多く見受けられますが、このコミックについては、人物はもちろんのこと、ルネサンス期の建物や風景、人々の衣服などを綿密にリサーチし、丁寧かつ緻密に描いているところが素晴らしい。
      それによって、ストーリーに深みが加わるのですね。

      もうひとつは新解釈という点。
      この時代の人物についての評価は、資料とその解釈によってずいぶん違ってくるのでしょうけれど、惣領さんは今回、最も信憑性が高いとされているサチェルドーテ版のチェーザレ・ボルジア伝(日本語未訳)をはじめ、膨大な資料を監修の原基晶氏とともに読み解いて、新しいチェーザレ像を描き出しました。

      史実に基づいた壮大な物語にはまること間違いなしです。
      絶対損はさせませんよ〜。

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      眠れぬ暑い夏の夜に!オススメ本

      2010.07.18 Sunday

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        泣いた〜!
        私は昔から涙もろいので、TVのドキュメンタリーはもちろん、ドラマや映画を観てもちょくちょく涙します。
        でも、一昔前に流行った「世界の中心で〜」みたいな分かりやすいヤツはちょっと苦手なんですが…。
        やっぱりグッとくるのは時代物ですかねぇ。

        そして今回も見事にやられました。
        ちょっと遅いんですが、宮部みゆきさんの傑作「孤宿の人」。



        時代物を書く作家さんは特に勉強家じゃなくちゃいけないんでしょうが、宮部さんは過去の作品のどれを読んでも、設定や描写が細かくてすごいなあ、徹底しているなあと感心します。
        それに加え、この人の文章のうまさと話の流れの自然さに、どんどん引きずり込まれちゃうんですよね。

        宮部さんといえば「ぼんくら」や「日暮らし」といった、人情味あふれる時代物を思い描いていたのですが、母から送ってもらったこの本は、読み進めるうちに「そりゃあんまりだ!」とか「切ないよ〜」という場面があちこちに出てきます。

        一言でいえば悲しい、切ないお話ではありますが、社会の事情、登場人物それぞれの事情や思いが伝わり、読後の心のモヤモヤはありません。
        この世には原因や理由がわからない出来事や事件がたくさんあること、そして、そういう事情は他人には理解できないこともあるということを考えさせられました。

        そして、もう1冊(続刊が出ているので計5冊なんですが)のオススメ本は、大島弓子さんの「グーグーだって猫である」です。



        大島さんと猫をめぐるコミックエッセイなのですが、笑いの中にもホロリとさせられたり、キュンとさせられたり、とにかく心温まる作品です。

        これはベルギー在住の友人が、日本に里帰りした時にわざわざ送ってくれたもの。
        病気をかかえて気持ちが落ち込んでいた時に、猫好きの私の気分転換になればとプレゼントしてくれたのですが、この本を読んで2ヶ月ほどでTobiとの出会いがあってびっくり!
        やっぱり猫が猫を呼んだのね〜。
        猫好きの方はもちろん、猫の生態はよく知らないという方にも、新たな扉をあけるべく、ぜひ読んでいただきたい!絶対損はさせません!(笑)

        どちらの作品も、まだ読んでいない方にはお貸し出ししますので、お気軽にご連絡下さいね〜。

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        2月のオススメ本

        2008.02.28 Thursday

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          2月ももう終わりですね〜。
          現在こちらは2月27日水曜日の夜なのですが、本日の日中の気温はなんと華氏82度(約27.7℃)まで上がりました。
          夏だよ、これじゃあ。

          さてさて、駆け込みですが2月のオススメ本をご紹介します!
          まずは山本一力さんの深川黄表紙掛取り帖

          深川黄表紙掛取り帖 (講談社文庫)

          またまた江戸モノですみません(笑)
          でもね、これがめちゃくちゃ面白いのよ〜。
          文庫本の背表紙には『カッコイイ奴らが、金に絡んだ江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。…』と紹介されているんですが、まさにその通り!
          とにかくやるね〜って感じなのですが、単に痛快なストーリーというだけじゃなく、綿密に計算された仕掛けと細かい描写で、目の前で登場人物たちが実際に動いているかのよう。
          もちろん、江戸の人情と粋も忘れてはいませんよ。

          江戸モノというのは、男性と女性の作家ではずいぶん印象が違ってくるから、読み比べると面白いんですよね。
          しかし、どの人の作品を読んでも、江戸文化について本当によく勉強しているなあと感心します。
          まあこの分野については、半端な下調べなんかじゃ、ツワモノの読者に間違いを指摘されそうですもんね。
          コレ一冊で終わるのが惜しいという作品なので、騙されたと思ってぜひ読んでみて下さい!

          さて、もう1冊はちょっと変わりダネ。
          井上一馬氏の新あめりか物語―ニュー2・フロンティアのアメリカ
          これは私の本棚で何年もの間、一度も開かれることなく保管されてきた一冊です(笑)
          すっかり忘れられていたものの、一応日本から持ち込み、やっとこさ読んだわけですが、ふ〜ん、意外に面白い。

          新あめりか物語―ニュー2・フロンティアのアメリカ

          実はこの本、1999年初版なので内容が古いことは確か。
          90年代になぜアメリカが成功したのか?この点について、様々な人物や事件を例にあげて、アメリカという国のナゾ解きがされています。
          例えば90年代の衝撃的な事件、O・Jシンプソンやジョンベネ・ラムジーちゃん事件などのサイドストーリーが紹介されていて、いまさらながらそういうことだったのかという気持ちにさせられたり。

          当然アメリカに興味がある人向けの本なのですが、興味がなくても、過去の事件をおさらいすることで、この人はこんな人だったのかとか、この事件の裏側にはこんなことがあったのか、というような驚きがあります。
          当時あまり興味のなかった政治、経済のことなどを、もう一度確認するのにいい本です。
          お近くのブックオフなど、古本屋さんでお安く手に入れてみてはいかがでしょう?

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          1月のオススメ本

          2008.01.15 Tuesday

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            週末の東京は寒かったようですね。
            こちらは週末から、日中は華氏77度(25℃)以上にもなり、ちょっとウォーキングをすると汗ばむくらい。
            天気がいいことだけが取り柄のOCです(笑)

            さて、これから勝手に、毎月自分の読んだ本の中から、気に入ったオススメの本を紹介することにしました。
            読書は好きですが、日本にいた時のように通勤時間を読書に充てることができなくなり、多少のプレッシャーをかけないと、なかなか本を読む時間を作らないのです。

            前回ご紹介した卵のふわふわが好評でしたので、気を良くして江戸モノをもう一冊。
            北原亞以子さんの贋作天保六花撰(うそばっかりえどのはなし)という作品。

            贋作天保六花撰(うそばっかりえどのはなし) (徳間文庫)

            天保六花撰は有名な講談ですが、その登場人物を北原さん流にユーモラスで軽快なキャラへと変身させていて、最後には江戸の粋がジーンとくる作品に仕上がっています。

            北原さんの作品は文章がしっとりしていて好き。
            日本人しかわからないだろうなあという情緒があって、今回もやっぱり人情っていいもんだ〜などと思いながら、最後のページを惜しみながらめくったのでした。
            ちなみに、NHK製作、高橋英樹主演の「慶次郎縁側日記」が面白いので、また新シリーズが始まったらぜひ観て下さい。

            もう一冊は、人気作家の恩田陸さんの木曜組曲

            木曜組曲

            今まで読んだ恩田さんの作品の中では一番読みやすかった本で、第一印象はフランソワ・オゾン監督の8人の女たちのイメージ。

            8人の女たち デラックス版

            どちらの作品もミステリーで、複数の女性が主人公、ストーリーがひとつの館の中で展開されていく、という点が同じです。
            ずっと同じような場面が続くため、ある種の閉塞感がありますが、それにハマると自分が同じ部屋の中にいて一部始終を見ているよう。

            ミステリーといっても、ハラハラドキドキするような事件が起こるわけではないのですが、なぜかどんどん先が読みたくなる作品です。
            もし「8人の女たち」をまだご覧になっていない方は、この機会に「木曜組曲」と比べながら観ていただきたいですね。

            今回はいずれも90年代に刊行された作品ですので、もう読んだよ!という方もいらっしゃると思いますが、新刊だけでなく、昔読み忘れた名作を再発掘するのも楽しいですよね。
            また感想を聞かせてくださーい!

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            勝手に「秋の読書週間」

            2007.10.03 Wednesday

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              「食欲の秋」の次は「読書の秋」。
              この1週間ほど、日本から持ってきてすっかり忘れていた本や、こちらにある日系の本屋さんで買った本を読み漁っています。
              日本にいた時には、往復の通勤時に本を読むことが多かったのですが(読んでいるうちに寝ちゃうんだけれど…)、こちらではつまらないTVをダラダラ見ちゃうことが多くて、しっかり読書時間を取らないとついつい忘れてしまう。

              たまたま続けて読んだ2冊の本が面白くて、皆さんにもこの秋に読んでいただきたいのでご紹介します(他に読んだ2冊は駄作でしたので割愛…)。

              先日実家の母が送ってくれた本がとっても面白くて、しかも秋にぴったりな、しっとりとした内容だったので、すっかり気に入ってしまいました。
              題して卵のふわふわ(笑)

              卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)

              我が家の家族は時代物の本が好きなんですが、特に江戸の粋な話を好んで読んでいます。
              私は女性作家の軽快で、かつ、とても丁寧な表現の仕方が好きなんですが、宇江佐真理さんもその一人。

              この本は、江戸の人たちが食していたちょっとした食べ物を題材に、八丁堀に住む若夫婦とその舅と姑を絡めた話を淡々と描いています。
              ハデな捕り物があるわけでもないのですが、丁寧に分かりやすい言葉で書かれているので、物語に引き込まれるのに時間はかかりません。

              本というのは、先に情報を持たずに読んでもらったほうが楽しいので、詳細は書きませんが、読んだ後にホ〜っと一息吐きだして、「そっかあ」と言いたくなるというか、う〜ん、なんと表現したらいいのかわからないのだけれど、心の奥でジンとするものを感じる一冊です。
              秋にちょうどいい作品なので、江戸モノを読んだことがない方も、ぜひトライみてください。

              そして、もう一冊は全く毛色が異なるエッセイ悪あがきのすすめ

              悪あがきのすすめ


              日本に一時帰国した際、本屋に新刊として並んでいたものを、題名に魅かれて買っただけなので、内容についてはオビの情報以外には皆無でしたが、読んでビックリ。
              タフな人だなあ〜。

              本文の最初の数ページは、どちらかというと個人の思想について書かれているのかな?と思うような内容なのですが(フェミニストとか左翼とか)、実はそんな生易しいものではありません。
              「あとがき」なんて壮絶です。

              人生ってツライよねとか、私は相当がんばっているとか、そんなことはこの筆者の前では恥ずかしくてとてもじゃないけど言えません(笑)
              でも、このエッセイは「自分のタフさ加減」をウリにしているナルシスト本ではなくて、筆者も言っているのですが、「世の中、捨てたもんじゃない」と思わせてくれるような本なんです。

              自分ってこういうところが弱いなあと思うところがある人は、ぜひとも読んで欲しい!(そんなところがない人っていないと思いますが)
              誤解のないようにしたいのは、この本は「女性向け」とか「自己改革したい人向け」じゃなく、完全なる「一般人向け」ということで、自分は平凡な一般人だと思っている人ほど読んでいただきたいですね。

              本っていうのは不思議なもので、活字が好きかどうかということには関係なく、面白い本に出会うと時を忘れて没頭しますね。
              そして読み終わった後に、この気持ちを誰かに伝えたい〜!という欲求に駆られます。
              ぜひともこの気持ちをシェアさせてもらいたいので、読んでくれたらこれについて長々と語りましょう(笑)

              すっかり読書のエンジンがかかってしまったので、この機会に皆さんのオススメ本も教えてくれたら嬉しいです。

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              ぜひ観て欲しい作品

              2007.09.11 Tuesday

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                今週はJさんがNYC出張で不在のため、とってもノンビリです。
                明日は9/11ですが、JさんによればNYCはいつもどおり観光客も多く、かなりにぎわっているよう。

                先日、遅ればせながらTVでUnited 93を観ました。

                ユナイテッド93
                ユナイテッド93

                実際の交信記録や遺族の証言をもとに描いた作品ではありますが、当然細かいことはわかっておらず、ラストも音声から察して、こうしたことが機内で起こったのではないかという想像から創られたそうです。

                結末はわかっているはずなのに、ずっとずっと緊張して観ていました。
                2時間近くの間、片時も目を離すことができません。

                どうしてこんなことが起こってしまったのか?
                この作品を観ても私にはわかりません。
                もしかしたら、この飛行機を襲ったテロリストたちにもわからないことかもしれません。

                アメリカの心の傷となった9/11と同じく、日本にも忘れてはならない記憶があります。
                最近、HBO(Sex and the cityやThe Sopranosをつくった人気のTV局)で繰り返し放送されているのがWHITE LIGHT, BLACK RAIN: THE DESTRUCTION OF HIROSHIMA AND NAGASAKIです。

                White Light/Black Rain: Destruction of Hiroshima
                White Light/Black Rain: Destruction of Hiroshima

                これは、日系人監督のSteven Okazakiが、長年つくりたいと願ってきた広島、長崎の被爆者たちのドキュメンタリー映画です。
                アメリカの学校では、原爆投下が終戦へと導いたとは教えていますが、原爆の被害についてはほとんど語られることがありません。
                私も留学中の高校で、American Historyの時間に原爆について教科書で読みましたが、わずか数行の説明でしかありませんでした。

                最近では、日本人ですら原爆の被害について知る機会がどんどん減ってきているのでは、という気がします。
                唯一の被爆国である日本が、もっと原爆の真実を語らなければ、またどこかで同じことが繰り返されるかもしれません。
                知っているつもりになっている日本人に観てもらいたい作品です。

                この2本をまだご覧になっていない方は、ぜひとも時間を作って観ていただきたいと思います。

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                久々の映画鑑賞の巻

                2007.08.14 Tuesday

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                  Jさんが観たい、観たいと騒ぐので、公開したばかりのRush Hour 3を、徒歩で行ける近所の映画館に観に行きました。

                  Rush Hour 3

                  正確に言えば、この日は私の希望でHarry Potter and the Order of the Phoenixを観たのですが、Jさんはこのシリーズに全く興味がないため、話も分からず横でガーガー寝る始末。
                  しっかり寝たせいで、続いてRush Hour 3を観ようと言い出し、久しぶりに2本連続で観るという無謀な行動に出たのでした。

                  Harry Potter and the Order of the Phoenix

                  ハリポタは日本でも同時公開されているようなので、すでにご覧になった方も多いでしょうが、キャストがすっかりオトナになっちゃっいましたね(笑)
                  内容的には前回までの作品と同様、本を読んでいないと結構キツイですよね。
                  映画では、本のストーリーを詳細に追っていると時間内に収まらないせいで、話がドンドン進行してしまうので違和感が残ります。
                  本を読んだのはずいぶん前で内容も薄らいでいたので、観る前に読み返せばよかったかな〜と思いました。

                  一方のRush Hour 3は、ジャッキー以外に真田広之、工藤夕貴が出演していることもあり、雰囲気は完全にアジアンムービー。
                  真田さんは大きな役どころでしたが、工藤さんがなぜあんな役をやっているのか不明…。

                  クリス・タッカーのベタな笑いには、わかっていても思わずニヤっとしてしまいますが、内容はよくあるドタバタ救出劇なのでストーリー展開には期待しないほうが正解。
                  ジャッキーのヘンな日本語にも笑いましたが、正直アメリカ人にとっては中国人も日本人も同じでしょうから、真田広之が日本人であるという設定にはほとんどイミがないでしょうね(真田さんへの気遣いはあると思いますけど)。
                  ちなみに、クリス・タッカーは日本での知名度はイマイチですが、彼は映画会社と2本の映画で$4000万の契約をしたと言われています。
                  いまやハリウッドで最も稼げる俳優の一人となりました。

                  さすがに2本観た後は、目がショボショボ、頭もボ〜。
                  おまけにポップコーンの食べ過ぎで胃もたれするし、なんだかとっても疲れてしまったのでした。

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                  面白さの基準って?

                  2007.04.26 Thursday

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                    イタタ〜!Norbitに続き、またやってしまいました。
                    先日ウィル・フェレルの新作Blades of Gloryを観たのですが、これが残念ながら、見終わって無言になるしかないという結果でした。

                    Blades of Glory

                    興行成績がいいし、某日系フリーペーパーでも面白いと書いてあったので、フィギュアスケート好きとしては観ておかないと!と思い、Jさんを説得して映画館に向ったのですが・・・。

                    期待に反して、出だしから微妙なネタが続きます。
                    週末ということもあり、当日はかなり観客も入っていたのですが、皆ここは笑っていいのかどうかと迷っている様子。
                    我々の座席近くに運悪くティーンのグループがいて、箸が転がっても可笑しい年齢なのはわかるけれど、フツウのシーンでもゲラゲラ笑い続けるから、カンに触ってますます笑えなくなる始末(苦笑)

                    主役のウィル・フェレルとジョン・ヘダーは、スケートの猛特訓をした甲斐があって、なかなかキレイなスケーティングをするのですが、それが徒労に終わってしまった感じ。
                    やっぱり脚本自体が悪いんでしょうかねえ。

                    Will Ferrell

                    なんとか笑わそうとするあまり、逆にこちらは全く笑えなくなるんですね〜。
                    日本人には理解できないのかしら?と思いきや、お客さんがほとんど笑っていなかったので、どうやらアメリカ人にとっても面白くなかったよう。
                    随所にJさんですら「下品だ」というネタが織り込まれているし、PG-13でいいの?と心配になります。

                    しかし、脇役は結構豪華で、例えばフィギュアスケート界のかつての人気者スコット・ハミルトンやブライアン・ボイタノ、サーシャ・コーエンが出ていたり、日本人スケーターの佐藤由香さんもチラッと出てきます。
                    また、下品ネタのところではルーク・ウィルソンも出てきたりして、結構売れているのによくこんな仕事を受けるよな〜、なんて思ったりして(笑)

                    コメディって本当に難しい!
                    今回のようにつくり込み過ぎると面白くなくなっちゃうんだけれど、映画によってはバカバカしくて笑えるということもあるし、笑いの基準ってなんなんでしょうね。
                    今回の映画は、テンポの問題もあるのかなあ。

                    そういえば、ジョン・ヘダーが急に日本語を話すシーンがあるんですが、英語の字幕はなし。
                    アメリカで観ているのに、日本人にしか分からないシーンというのは楽しかったな(笑)
                    彼は日本にいた時期があるので、日本語を話せるようですよ。

                    Jon Heder

                    DVD含め、これは絶対オススメというコメディがあったら、ぜひ教えてくださ〜い!
                    最近連続でハズレを引いちゃったので、自分のカンに自信がなくなりました・・・。

                    ちなみに、全然コメディじゃありませんが、DVDで観たCasino Royaleはかなり面白かった!
                    アクションシーンが長すぎる感もありますが、ダークなニューボンドのダニエル・クレイグがいい感じなのです。
                    大人の娯楽映画の定番ですが、今までのボンドとは違う(ボンドが殺しのライセンスを初めてもらった時の話)ので、全く別モノとして観てみるといいかも。007シリーズを観たことがない人にもオススメ。

                    007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(初回生産限定版)(2枚組)
                    007 カジノ・ロワイヤル
                    ダニエル・クレイグ


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                    Norbit・・・残念!

                    2007.03.06 Tuesday

                    0
                      先週末、エディ・マーフィの最新作Norbitを観てきました。

                      TM & © 2007 Dreamworks LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

                      事前のリサーチではいまひとつの評価だったのですが、Jさんがあえてチャレンジしてみたいというし、私もエディ・マーフィは好きなので楽しみだったんですよね。

                      結果はというと・・・う〜ん、ガッカリ。
                      エディ・マーフィが3役(主役のNorbit、中国人の養父、Norbitの奥さん)を使い分けているので、それはそれで面白いのですが、脚本が悪いのでしょうか?
                      観ている人もほとんど笑っていなかったので、映画館のシラ〜っとした空気が痛かった(苦笑)

                      アカデミー助演男優賞を受賞したCuba Gooding Jr.も出ていたし、キャストは結構いいと思うんですが、なんだか話の展開がとってもスローで、エディ・マーフィ特有のテンポの良さとキレが感じられませんでしたねえ。

                      この映画、封切直後は全米No1を獲得していたので、アメリカ人のエディ・マーフィに対する期待感がうかがわれます(今週も6位にランクイン)。
                      彼の映画なら面白いだろうと思うのがフツウだもんね。
                      Dreamgirlsがとても良かっただけに、これはかなり残念!
                      コメディを作る難しさを感じてしまった一本でした。

                      アカデミー賞の発表直後は、あんまり面白い映画が封切られないので寂しい・・・。
                      私が楽しみにしているのは、エディ・マーフィがドンキー役で声優をやっているShrek the Third(5月公開予定)ですが、すごいのは既にShrek4の公開が2010年に予定されているということ!

                      DreamWorks Shrek the Third - 2007

                      そんなに先の話は誰にも分からないと思うのですが、さすがに人気のある作品は違いますねえ。
                      それまで地球は大丈夫か?というほうが気になりますが・・・。

                      もし面白い映画があったら、ぜひ情報下さ〜い。
                      なにぶんヒマなもので・・・(笑)


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                      2007.01.08 Monday

                      0
                        ここのところ、2本続けて面白い映画に当たりました。

                        ひとつはビヨンセエディ・マーフィーらが出ているDreamgirls

                        Dreamgirls

                        ゴールデングローブ5部門にノミネートされているし、TVや雑誌での評価も高かったのですが、それでもあまり面白くない映画ってありますよね?
                        だから期待しないで観たのですが、これが本当に良くてびっくり!(笑)

                        60年代のデトロイトが舞台で、シュープリームスがモデルとなっています。
                        ビヨンセはダイアナ・ロスをモデルにしたディーナ役で、思った以上に「女優」してがんばってます。
                        モータウンの創設者ベリー・ゴーディJrをモデルにした、カーティス役のジェイミー・フォックスも渋い!
                        エディ・マーフィーは、歌もいけたのね!とこれまたびっくり。

                        有名な話ですが、エフィー役で出ている助演のジェニファー・ハドソンは、2004年のアメリカンアイドルのオーディションに落ちたのですが、今回の役を逆にオーディションで勝ち取ったという話。
                        圧倒的な歌唱力で、ビヨンセを食っています。

                        内容はとっても分かりやすいドラマなのですが、何かいいって音楽が最高!
                        元々はミュージカルだったものを映画化しているので、劇中には歌が多く出てきます。
                        この歌が感動のあまり、ちょっと涙しちゃうくらいよかったのです。

                        Dreamgirls [Music from the Motion Picture]
                        Dreamgirls [Music from the Motion Picture](ドリームガールズ)

                        私は絶対サントラも買うぞ〜。
                        日本でも近々公開されるようなので、ぜひとも観るべし!
                        なお、このブログの右側フリースペースの下の方に、Dreamgirlsの日本版CMを置いてみましたので、興味がある方はプレイボタンをクリックして、一度観てみて下さい。

                        それから、もう1本はこれまたマスコミの評判が相当良いのですが、Rocky Balboa

                        Rocky Balboa - 2006

                        いわゆるあのシルベスター・スタローンの「ロッキー」6作目です。
                        私はこの手の映画には全く興味がないので、実はロッキーシリーズはひとつも観たことがない!
                        でも、Jさんが絶対観たいというので、仕方なくついて行ったというのが本当のところ。
                        しか〜し!これがとっても感動的な人間ドラマに仕上がっていて、私はしっかり涙してしまいました(笑)

                        簡単に言ってしまえば、すっかり引退してオジサンになったロッキーがリング復活を目指す、というのが話のメインテーマなのですが、どうやらスタローンは本当にこの映画で復活をしたようです。
                        というのも、ここのところ彼は良い作品に恵まれずに悩んでいたらしいのですが、彼が監督・脚本をしたこの作品が案外良かったので、マスコミが驚きつつ賞賛しているのです。

                        あのロッキーのテーマ曲が変わらずに使われていたりして、今まで1本も観ていないのに懐かしさまで感じてしまいました(笑)
                        たまには新しいジャンルを観てみると、案外掘り出し物があるもんですね。
                        日本ではいつ公開されるのかわかりませんが、観て損はないと思いますよ。

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